憲房色(けんぼういろ)

●憲房色(けんぼういろ)・憲法色(けんほういろ)
京都の染匠吉岡憲房によって始められた吉岡染として知られている。タンニン質の多い染汁を鉄によって布に定着させる染め方で、吉岡家に伝わる秘伝とされていた。吉川英冶の小説でお馴染みの宮本武蔵と吉岡一門の戦いは、この吉岡憲房の一族である。染匠であると同時に京流の剣術家の流派としても知られている。この黒ずんだ茶は小紋などにも使われ流行したといわれている。

アドセンス画像336x280