黒糖
●黒糖(黒砂糖)
健康食品として見直されているものの一つに黒糖があります。
ミネラルが含まれていて、骨格形成や血中のコレステロール値や中性脂肪を低下させる働きがある。
黒糖がサトウキビのシボリ汁からできていることを知っていましたか?
シボリ汁をそのまま加熱して、濃縮したものを冷やして固めてつくったものが黒糖なのです。
長寿県の沖縄では、おやつやお茶うけに出され、日常的に黒糖が食べられています。
黒砂糖は、サトウキビの絞り汁をそのまま加熱し、濃縮したものを冷やし固めて作られ、酸性中和と不純物沈殿のため石灰を絞り汁に混入させている。
原料の分離精製を行っていないことから、砂糖の分類としては「含蜜糖」に当てはまる。
なおテンサイについては糖分を高度に精製する必要があることから、
サトウキビと同じような黒砂糖を作るのは難しいとされている。
日本では、沖縄県・奄美諸島などサトウキビ栽培が盛んな地域では一般的な甘味料として流通しているが、その他の地域ではミネラル分を豊富に含むことから健康食品として扱われることも多く、
主に健康食品売り場や郷土産品売り場などで見掛けられる。
特徴や用途
色は褐色を含んだ黒ではあるが、これはブロック状の塊の状態でのことであり、粉末にすると褐色となる。ただし蜜分を多く含むことから白砂糖と比べると固まりやすく、大抵はブロックを砕いた程度の状態で販売されている。これを砕いたりすり潰したりし、あるいは煮溶かして料理や菓子の材料に、またはコーヒーや紅茶に入れる甘味料として使われる他、飴のように直接口にして風味を楽しむこともある。
黒砂糖はサトウキビの成分を含んでいるため、蔗糖などの糖分は80%強と砂糖の中で最も低い。本来は不純物であるカルシウムや鉄など各種のミネラル分が糖蜜に多く含まれているため、渋み・苦味といった味も多く、カラメルのように甘みも強く感じられる為に味わい深いが、その独特の香りや味わいのために料理や菓子の材料としては、やや制限を受ける。
なお、昔からの産地である九州・沖縄地方では、黒砂糖を使った郷土菓子や料理などが多い。