黒真珠
広い意味で黒い色をした真珠を黒真珠と言う。
あこや真珠や淡水真珠を染料や加工によって黒色化させたものと、
黒蝶貝(くろちょうがい)から採れる自然のままの色が、
黒や緑の真珠=黒蝶真珠の2種類に分類される。
大きなサイズ、多彩で神秘的な色の数々、そして深い輝きが魅力の黒蝶真珠。
黒蝶真珠とはタヒチをはじめとする南洋の海で養殖されています。
あこや真珠に比べて珠が大きいのは、あこや真珠の母貝である「あこや貝」に比べ、
黒蝶貝のサイズが大きいから。
黒蝶貝の貝殻の裏側を見てみると、
全体的に輝きの強い銀白色で周縁部は緑や赤を含んだ黒っぽい色。
この色が黒真珠の色を作り出している秘密です。
黒蝶真珠の色は染められた色ではなく、
貝が持つ赤、緑、黄色の色素が混ざり合ってダークグリーンをはじめ、さまざまな色を織り成している。